⑨間違った育毛剤を使用している。

インターネットやチラシなどで育毛剤の宣伝をしています。また、薬局へ行けば発毛剤などと表示して販売をしています。

はたしてこれらは本当に有効なのでしょうか?

ほとんどの人が発毛すると信じていないのに、試しに購入して使ってみるといいます。

でも使ったことによる計り知れない副作用や、身体や頭皮にダメージを与えることになるなどとは思ってもみないようです。

まず単純なことから申しますと、頭皮には身体を細菌やウィルスなどから守るために皮膚のバリア機能が備わっています。

毛穴に棲みついているアクネ菌は皮脂を分解します。そして表皮ブドウ球菌がそれを食べて結果、酸性の脂肪膜をつくることにより皮膚表面に弱酸性の脂肪膜バリア機能として働いています。

このバリア機能を破壊すれば毛穴から脱毛原因や皮膚病の原因となる細菌が入り込んできます。

ですから、円形脱毛や多発性脱毛症になっていれば、更に、一挙に全頭脱毛症に悪化することになります。

また、弱酸性の脂肪膜が破壊されたり無くなれば水分が保てなくなり、角質が乾燥してバリア機能が無くなり悪玉細菌が増殖します。

それによって細菌感染を起こし、やはり皮膚病や脱毛症を引き起こすことになります。

毛母細胞が弱り薄毛の原因となります。

一般の市販の育毛剤には高アルコールや唐辛子エキスなどが入っています。

アルコールは善玉細菌を殺し角質の蛋白質を破壊ますので、頭皮の乾燥を招きます。

また唐辛子エキスは頭皮の炎症となり痒みや湿疹の原因となります。

栄養成分が入っている育毛剤などは細菌のエサになりますから、脱毛症がますます悪化することにもなります。

薬局で販売している発毛剤はミノキシジルという化学物質が入っていますが、これは血管を広げて血流を良くするという心臓病の薬です。

血流を良くしたところで毛母細胞が活性して発毛すると言うことにはなりません。

一人ひとり薄毛や脱毛原因は違います。ですからその方の薄毛の原因を検査して対処しなければ改善はできません。

最近では女性の薄毛に対しても、男性の遺伝性の薄毛いわゆる若禿げのためにと開発したであろう? 合成女性ホルモン剤のAGAの飲む発毛剤を出すところもありますので、とくに注意が必要です。

この合成女性ホルモン剤は環境ホルモンと同じことですから、生殖機能を狂わせ性ホルモンを狂わせます。男性は女性化し女性は男性化し奇形児が生まれる危険性があります。

さらに合成女性ホルモンは癌の促進作用があります。

こんな危険なものがネットで簡単に手に入ります。医師が販売していることもあります。

決して飲む発毛剤などと得体の知れないものを服用してはなりません。