トランス脂肪酸は絶対に摂取してはいけません。
トランス脂肪酸とは、植物油を化学的に水素添加してつくるマーガリンやショートニングなどの硬化油のことです。
ケーキやチョコレート、ポテトチップス、コーヒーフレッシュなどにも使われています。
心臓疾患などの冠動脈疾患になる危険が確認されていて、アメリカでは製造が禁止されましたが、日本では何の規制もされていません。
人間の身体は骨や筋肉、内臓、皮膚などすべて細胞の集まりで、その細胞膜をつくっているのが、リン脂質とたんぱく質、コレステロールです。
身体は約60兆個の細胞からできていますが、コレステロールは細胞膜の成分です。
細胞膜は、外からの有害物質の侵入や中身の漏出を防ぐ丈夫な構造になっていますが、コレステロールはこの丈夫な構造を作るために必要不可欠で、また細胞膜の柔軟性を保ち安定させる役割もあります。
コレステロールが不足すると、細胞膜が弱まって、ウイルスなどが入りやすくなったり、血管の壁が薄くなって、脳出血を起こしやすくなるのです。
細胞膜は、細胞内部を外部から保護し。細胞膜を通して物質やエネルギーを出入りさせています。そのほかにもコレステロールは、体内で重要な働きをしています。体内にあるコレステロールの約25%は脳に存在します。
ですから、水素の化学添加によって造られたこの合成油は天然には存在しない油で、体の中で決して分解消化されません。
このトランス脂肪酸がコレステロールと置き換われば細胞膜の機能ができません。
外部からの有害物質が体に侵入し、またあらゆる生体の細胞の働きがが失われます。
本当に危険な毒物です。